恋をしています。 |
鮫
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12/11/22 |
無事帰国することが出来ました。胸を撫で下ろして一息つき、こまちの家へ向かう鮫。家族よりまずこまち。おみやげを渡して今に至ります。泥のように眠ってしまうかと思いきや、それなりに目が冴えています。ううん。どうしたものか。 |
鮫
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12/11/10 |
もしかしたら飛行機が墜落して亡き者になってしまうかもしれないので、この場を借りて一言。こまちいつもありがとう。君の言葉が君の笑顔が君の存在が、私を支えてくれています。君が居なければとっくの昔に部活なんて辞めていた。本当にありがとう。何これ恥ずかしい。死にたい。 |
鮫
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12/11/05 |
そんなこんなで私も17になりました。華の、というやつです。明日から4日間修学旅行へ行って参ります。なんと人生初の海外旅行がこんな形になろうとは知る由もなく。あれよあれよと流されるまにここまで来ました。そして人生初の飛行機でございます。実はそれが一番恐ろしいのです。おおお。 |
鮫
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12/11/05 |
忙殺されそうな毎日。やらなければならない事が多すぎて手が回らない。どうしたものか。とりあえず予習と提出物が間に合わない。うう。真に遺憾である。 |
鮫
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12/10/25 |
バッテリーを読み返してる。巧の慟哭、衝動、自信、悲しみ、優しさ、強さ、脆さ、儚さ。全てがあの頃を彷彿とさせる。かつて私は彼に魅せられ、彼に共感し、彼に憧れ、彼に敵対心を抱いた。あの頃の私にとって彼だけが理解者で、彼だけが私に真っ直ぐとした眼差しを向けてくれる唯一の友だった。かつての戦友は今も物語のなかで煌めいて、春の空の下、マウンドから私を射抜いている。白い空に融けるユニフォームが、彼を酷く華奢なものに見せた。たくみ。思わず喉から漏れ出た音は、ゆっくりと空気に霧散した。 |
鮫
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12/10/17 |
僕が言葉を発する際、これ以上ない程に注意に注意を重ねてやっと声を絞りだしている事を君は知らない。当然だ。君に知られないよう悟られないように、慎重にゆっくりと、君の視線の先を探りながら話しているのだから。ただ僕は君に軽蔑されるのが恐ろしい。この世の全ての厄災が僕に降りかかる事よりも、ただ君に失望されたくない。そういう気持ちを、君は知らず僕に微笑む。知られないよう悟られないよう、僕は今日も慎重に微笑みを返す。 |
鮫
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12/10/17 |
次に目を開けた時、そこは私の部屋だった。夢を見ていた事実を確認した時、ああ私は何と執念深く醜悪で、辛辣な生き物なのだろうかと。彼女の歪んだ顔を思い出し愉悦に浸る心で思った。 |
鮫
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12/10/15 |
彼女は、私の言葉が図星だったようで、その場から半歩後ずさった。「私は君の事が好きだよ」。彼女の顔が歪み、喉の奥から声ともつかない音が漏れる。彼女の瞳に涙が溜まり、零れそうになるのを私は見た。零れる所までは見ていない。彼女が泣く所なんて死んでも見たくない。反吐がでる。こんな女死ねばいいのにな、と思って目を伏せた。 |
鮫
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12/10/15 |
「君が罪悪感を感じるのは私のせいではないよ。――君が、私に悪いことをしたと思っているから、そう感じるんだ。私は君のした事を悪い事だなんて思った事もないし、それで君を責めた事もない。只の被害妄想だよ君、大概にしてくれ。」いい加減にしてくれとは言わない。彼女は何も悪くない。 |
鮫
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12/10/15 |