少し柔らかくなったあの人の目尻に、息が詰まって、私は一度もあの人の名前を呼ぶ事ができなかった。貴方に出会えてよかった。貴方が好きでした。とても好きでした。どうか届かないでと祈りながら、瞼を伏せた。 |
鮫
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13/03/09 |
この間、楽器を弾くあの人を久しぶりに見て、以前とは明らかに違うあの人の空気に胸が詰まった。耳に光るピアスが、目を灼いた。和音を綺麗に出せなくなっていたあの人が、それほど楽器を触っていなかったのだと思うと苦しくなった。時はずっと流れている。私が変わったように、あの人は随分変わってしまった。もうあの頃の、すぐに折れてしまいそうな、細く鋭い光を携えてはいない。 |
鮫
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13/03/09 |
あまり夜遅くまで起きていられない彼の呂律のまわらない声で、鈍痛はどこかへいってしまったし。眠たそうな声につられて私まで眠たくなってしまった。 |
鮫
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13/03/09 |
例えば、奥歯の鈍痛が頭蓋まで響いて眠れない夜更け。つい彼に電話してしまう自分がいる。彼の「大丈夫?」という眠たそうな声を聴いて、安心しきってしまう自分がいる。そういう自分を嫌だと思うのは、今まで避けてきた自分の女の部分がさらけ出されてしまうから。 |
鮫
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13/03/09 |
普段情緒の欠片もない友人が某SNSでそういったふうなことを言ってて、言葉は少し違ったけど、何かが私の中を貫いた感じがした。だいぶ昔に失ってしまったような、何か。透明感にも似たそれは、何か理不尽なことに対する純粋な嫌悪と反骨心と、少しの嬉しさが入り混じった複雑な感情で。混沌とした青春時代のがんじがらめた欲望なんかを、上手く表現できない歯がゆさのような。 |
鮫
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13/02/26 |
「会いたいなんて、なんだってそんなことが言えるのだろう。お姉ちゃんのブーツのにおい。お母さんの「もうすぐ帰るよ」のメール。二酸化炭素。どれよりも私を不愉快にさせる。」 |
鮫
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13/02/26 |
柔らかくしなやかで公平で豊かな女でありたい。柔軟性と慈しみを持ってして、たくさんの人と触れあいたい。今から私はそれを信念に、毎日を生きていく。きっととても難しい事だけど。 |
鮫
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12/12/09 |
きっと誰が悪いとかじゃなかった。みんなちょっとずつ悪くてちょっとずつ頑なで、ちょっとずつ正義感を振りかざし過ぎた。 |
鮫
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12/12/05 |
嫌な夢を見た。夜になったらどうしようもないことをグダグダと考える癖を直したい。今更本当にどうしようもないのに、どうしようもないからこそ考えてしまう。 |
鮫
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12/12/05 |
これって、恋というか、性欲なんじゃないか。結局私はいつまでたっても中二ちんこ脳だなおい。 |
鮫
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12/12/04 |