星詰メ瓶
作詞 クマの手
会えない夜が続いて 一人、影を揺らした
夕暮れが横目にさして 見上げた空に一番星
知らない星座の下で 小さな想い溢した
静まる街路樹の道 少しも期待なんてしない
あの頃に似た香りが咲いて散った
夜に焼き付いた花火と淋しさ
流れ星、月の葉 掴めない気持ち
確かにあるのに遠すぎて無いみたい
蛍原、灯火 儚い願い
分かってはいるのにごまかして嘘ついた
駆け上った石段の上 二人でいられる場所
雑踏は背を押すように 消えたら後に残る動悸
何もしないでいるのが出来なくて
声を殺しては涙にしゃがんだ
碧い夜、風の音 透き通る想い
数え切れなくて届かずに消えていく
涼み花、虫声 大きく強く
抑え切れなくて立ちすくみつぶやいた
最後の砂粒が落ちていく
静かな相席に花火と幻
流れ星、月の葉 掴めない気持ち
確かにあるのに遠すぎて無いみたい、だけど
通り雨、言の葉 伝え切れずに
真っ暗で怖くても思い出はそばにいる
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