秋に桜
作詞 mura
人知れず秋に咲いてる
桜の花みたいなあたしね
勘違いした春の空気は
とても冷たく心をすり抜けていく
どんなに綺麗にしていても
あなたの目に留まることはないね
季節外れの恋の結末
薄紅色の雨が降る
夏の暑さにやられ
零れ落ちていった若葉
数え上げてみれば
切なさがぐっと胸に込み上げてく
涼しくなってきたと思わせて
再びそのあたたかさ
包まれていたよ
嵐の前触れと知らず……
人知れず秋に咲いてる
桜の花みたいなあたしね
勘違いした春の空気は
とても冷たく心をすり抜けていく
どんなに綺麗にしていても
あなたの目に留まることはないね
季節外れの恋の結末
薄紅色の雨が降る
何で言えなかった?
何でうまくやれないの?
何でいつもこうなの?
自分が害虫(じぶん)で枯れ落ちてくよ
すっかり寒くなってきたこの頃は
どうすればいいのかもわからず……
間違いだらけの日々
冬にどう立ち向かう?
「あなたのことが大好き」と
空に叫んで想いを放つ
時空を超えていつしか届け
そんな絵空事でも信じてみたいの
「あなたのことが大好き」と
言えるあたしも好きになりたい
儚いけれど花びら散って
新しい春を待つんだ
人知れず秋に咲いてる
桜の花も悪くはないね
勘違いした分だけ余計
春とは違った美しさがあるはずね
こんなにも綺麗に咲いていれば
あなた以外の誰かが見てる
季節外れの恋なんてないよ
薄紅色の花が舞う
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