終わりと始まりの10月
作詞 梨野かたち
少し肌寒い朝は
なんとなく
ワイン色の洋服を選びそうになる
ワイン色の洋服は
キライじゃないけれど
ソーダ色の洋服をまだ着ていたかった
仲間とはしゃいで過ごした白い砂の上
時間が経つのを拒むように
ビーチサンダルの足跡は波が消してくれたけれど
気がつけば足元はスウェードの靴
夏が好きなその訳は
なんとなく
嬉しくて遠くまで行きたくなる
秋を躊躇うその訳は
キライじゃないけれど
さみしくて振り返る10月生まれの私
カーディガン羽織り歩く街はハロウィン模様
美味しいケーキと仲間が待っている
この季節を運んできた秋風よきかせてほしい
去年より私は大人でしょうか?
1本多いロウソク吹き消してもいいですか?
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