うたまっぷトップへ <<<前        次>>>    


Song Writer Profile
自作歌詞トップ   作詞者50音検索
Kっと
プロフィール画像
地域
内緒 
性別
内緒
プロフィール詳細
What's New

最終投稿日  2012.11.12
自信作/最新作
人狼の恋
作詞  Kっと

なぜ貴方を愛してしまったか
遂げられぬ恋だというのに
凍てついた夜の空に響く
男の遠吠えが…

葉が色づき始める頃に
偶然 貴方を見つけた
金の髪と整った顔が
記憶の中の旧友と重なった

「懐かしいね」だなんてそんな
他愛のない話をして
貴方は昔と変わらないまま
けれども俺はもう人じゃない

このまま月が出たら
俺は"狼"になってしまう
だから だから
気持ちを明かさず
人の居場所からサヨナラする

月光が街を包み込む
変わりゆく瞳 尖る牙
薄れゆく理性にしがみついたまま
真夜中の丘で泣き叫ぶ

なぜ貴方を愛してしまったか
こんなにも温もりがほしいのに
後悔と情欲が押しつぶされ
俺は"獣"に堕ちる…

子供の頃から臆病で
貴方に世話を焼かせてた
あの時は子供心にも
好きだって事が言い出せなくて

時が経って異変は起きた
逆立つ毛深い肌
深夜の満月があざ笑うように
燦然と光を見せ付ける

俺は夜が憎い
人を奪った夜が憎い
もしも もしも
神に祈れば
人に戻れるのか?満月よ

俺はもう人間ではない
けど獣にもなりきれない
そんな化け物に誰が好かれる?
この姿を見て何を思う?

貴方を望むのは許されない
遂げられぬ恋だというのに
"人"が薄れていくその目には
"狼"の涙が…

なぜ貴方を愛してしまったか
遂げられぬ恋だというのに
せめて貴方を見守り死にたい
貴方を愛した"人"として

月光が街を包み込む
狼の遠吠えが響く
人を失った一人の男
その悲しい叫び…

自信作/最新作のPR
テーマはいつしか人狼に変わってしまった男の悲恋です。ちなみにこの詩は大会用で、「深夜」がテーマなんですが、じつは溜めていたネタがもうひとつあったんですけれどもあえての新規製作しました。