箱の中に
埋まってる僕の才能は
引っ張ることも出来ず
そのまんま

仕方がないのさ
なにもないから

勉強できなくて
なのに
負けず嫌いで
羨ましくって

頑張ってみたのに
なにも変わらなくって
もとからある才能がほしかったんだよ

こんな僕だけに
なにもないなんて
卑怯だずるいや
そんなふうに　嘆いた

棒線を綱渡り
こんなもんだ
落ちたらおしまい
もう戻れない

つまづいたのは
どこらへんだったの

なにがしたいのか
よく
わからなくって

変わらないまま
いつもと同じで
ごめんね　って叫んだ

問題数は一問で
みんなは簡単だって言うのに
僕はたった一問が
わからないんだ

たいして難しくもないのに
頭の中はごみだらけ

進んでく時間だけが
ぼくだけ取り残して
もう先頭は見えなくなった

努力は裏切らなくって
才能は誰にでもあって
僕にもあって

つまづいた時から
同じ場所にいた

喚くより泣くより
今はただ生きよう
それだけが明日への未来への架け橋