あなたの温もりさえあれば 春の寒い夜でも 花が咲く気がした 薄い雲に隠れて 淡い光を放つ朧月 暗い闇を照らすことは叶わない 『君とずっと永遠に』 そんなことを あの頃は平気で誓った でも もう それは有り得ない 叶わない願いはしない 虚しくなるから 守れない約束はしない 破ってしまうから そのせいか 一人夜道を歩くことに 私は慣れてしまった 空想でもいい 淡い朧月よ 夜道を照らして 孤独の私に 切ない灯を