グラスが水滴をまとうような午後 晴れ渡った空は君を奪い去った 息をするのも忘れていた 聞こえるのはうるさいくらいの蝉の声だけ いっそこの青い空に溶け込んでしまいたい そうしたら君を見つけることができるだろうか 僕の世界は色をなくした あるのは空の青だけ 君とみた星空も 静かに過ぎていった雨模様も 僕の瞳に映ることはない ここから君のところまであとどれくらいだろう 半分くらい歩いたのかな 長い長い道のりだけど 見える景色はずっと あの空の青だけ