桜雨
作詞 鬼姫-kiki-
綺麗な言葉も 大切な想いも
君に届かなければ意味がない
さようならも ありがとうも
君に伝わらなければ意味がない
見えてるかい
聞こえてるかい
桜の雨降る春の日に
僕だけ乗せてバスは走り出した
遠ざかるバス停は
寂しいベンチが独りぽつりと
飾った言葉も 隠した想いも
君に届かなければくだらないプライド
あいしてるも だいすきも
君に伝わらなければただの文字列
知ってるかい
気づいたかい
桜の雨がやむころに
僕らにきっと偶然はない
二度と戻らないバス停に
桜色した雨傘一つぽつりと
すべての悲しみから
すべての寂しさから
すべての苦しみから
君を傷付けるすべての雨から・・・
僕らの間に
もう一度、はないけれど
雨の降る日は心を探って
雨傘翳して一歩進もう
思い出と過去は
いつまでもあの場所にあるから
だから僕ら前へ進める
桜の雨降りやんで
季節は巡る
きっといつでも
僕らの心に嘘は積もらない
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