黒い影が、あたしを囲んでる

息苦しくて、大雨の外に飛び出した

走って走って全速力で走っても

追いつかれちゃうよ アナタへの想いに

泣かないよ

約束だもんね？

アナタの事で泣かないって約束だもんね

でも

雨の中だもん 泣いたって誰にも気づかれないよね？

暖かい滴が、頬を伝っても

これは、きっと雨だよね？

お願い 今だけはアナタへの想いで溺れさせて

左手の薬指にはまったアナタとの未来の鍵

扉は、砕け散った

アナタとの出来事のビデオが、

ずっとずっと流れてる

初めてのデートは、遅刻されて

遊園地のお化け屋敷は、男らしくなくて

空気も全然読めなくて

でも、いつも笑顔であたしを包んでくれた

あたしを一番に考えてくれた

もう録画されることのないビデオ

見てるのが辛くて放り出した

でも なんでかな？

気づくとまたビデオを再生してた

「あたし すぐ他の男作っちゃうんだから」

こんな事アナタに言ったら

どんな言葉を返してくれるんだろう？

あたしを引き止めてくれる？

それとも新しい恋を応援してくれる？

どっちだろう

でも、きっとアナタのことだから

応援してくれるんだろうな

本当は引き止めてほしいんだよ

アナタに

アナタ以外の恋なんていらない

あたしを縛っていた鎖は

砕け散った

どこにでもいける

けど どこにも行きたくないよ

アナタの横にいたい

届かない

いくら手を伸ばしても

掴めそうで掴めない星のように

だからせめて

アナタにあたしの場所が分かるように

あたしは この歌を歌うよ

ねぇ 聞こえますか？

あたしの声

アナタへの想いを歌った

この恋の歌

聞こえたのなら

今夜の夢に登場してください

あたしは シンデレラ

アナタは王子様

幸せな時間をすごしましょうね

そして 何時の日か

光の馬車で、アナタの場所へ

何時になるのか

まだ分からない

だけど アナタの隣を

あたしのために 空けておいてね

何時か必ず行くから

他の娘に手だしたら許さないんだから

これは 約束してほしいな

その日まで あたしたちの未来への鍵

ちゃんともっていてよね

ずっとずっと一緒にいられる日を夢見て―