会いたくて 会いたくて
でも僕は 君の―――


月が綺麗な夜でした
僕は一人 屋根の上に座ります

辺りは闇に包まれて 静かです
街灯に照らされた 君の姿が目に入って 僕は嬉しくなりました


会いたくて 会いたくて
僕は走る 君のもとへ

おかえりと鳴くと 君は綺麗に微笑んだ



屋根の上に座るのが 僕の日課になりました
今日も君の姿をさがします

君の笑顔が見たくって
僕は君の姿をさがします

今日も見つけた 君の姿


会いたくて 会いたくて
僕は走る 君のもとへ

おかえりと鳴くと 君は綺麗に微笑んだ



大好きだよと鳴くと 君は綺麗に微笑んだ

大嫌いだよと鳴くと 君は綺麗に微笑んだ

何を言っても 君は綺麗に微笑みます―――


会いたくて 会いたくて
君が好きって伝えたい

でも僕は 君の飼い猫…


神様 神様
僕の気持ちを どうか伝えさせて

あとは何も望まないから


夢 みる 猫

君との会話を 僕は夢みる



叶わない夢と

知りながら―――