こっちですと手招きしては
ごめんなさいと手のひら返し

そんな現実にまみれたこの世界に
楽しいことなんて一つもなくて

守りたいものすらもない自分は
何をすればいいのかも分らない

僕の人生に価値をつけても
きっと一銭にもならないだろう

愛してるという呪文は
口先ばかりで中身は何も入っていない

現実を突きつけられて見せる顔程
滑稽で愉快な事はないだろう

こんな狂った僕は果たして人間なのだろうか
それでも欲というものはあるもので

愛されたいと心の底から願ったけれど
本当の意味での愛とは何かが違って

同じ言葉でもこんなにも違うと
何だか馬鹿らしくなってきて

本当の気持ちといものが分からなくなってくる
もう何もかもがぐちゃぐちゃで

頭の中をかき回してはどこかへ連れ去る
そんな感情が芽生えてきて

自分でもどうすればいいか分からない
ねぇ、愛してよ

少しでもいいから本当の意味で愛して
何をしたっていい

ただ心の底から愛してほしんだ
これが僕の人間としての最後の欲だと思うから

愛してよ、ねぇ
消えそうな声で叫ぶよ

もう諦めては生きる意味を失ってさ
眩しく光る目の前の太陽を見て

より一層その思いは強まってしまう