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アダルト
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作詞 brother sisters |
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わたしがすり減らしてきた
ローファーのかかとと青春は
確かにいまのちっぽけなわたしを
背伸びさせてくれているみたい
昨日よりいい成績をとれたら
きっとわたしはもっと美人になっていて
さくら色のリップを買いに行く
振り向かないあなたのその背中を
自転車立ち漕ぎして追い抜かすの
靡いたわたしの髪から香るシャンプーは
お母さんのと一緒
たとえば今日のわたしの運勢が
ハートマークで満たされていても
こんなちっちゃな鞄ひとつじゃ
とても全部は抱えられない
たった机ひとつ分の遠距離な気分
遠いような近いようなあなたまでが
揺れている 白熱灯の真下で
ノートの端に書いた落書きを
誰にもバレないように隠している
3年後に笑えたらそれでいいの
その日まで笑えたら別にいいの
縮んでゆく制服 緩んでゆく縞リボン
いまの一瞬のわたしが一生で一番若いから
まだアルバムにはしないでよね
明日のわたしが今日よりももっと
背が伸びていたりしたら きっと
あなた 振り向いてくれたりしてね
声なんてかけてきたらどうする?
いっそ振ってやって鼻唄にでも乗せて
まだまだわたしのハイライトなんて
これからだもの 大人になるのは
それまで校則は守ります 先生
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