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窓辺
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作詞 brother sisters |
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未来はもっと遠くにあって
まだまだ来ないと思っていたのに
同じ月日を過ごせるのだと
いつもの朝に信じていたのに
それでも春の太陽は変わらず回りつづけて
何もなかったかのように笑うきみがまぶしい
今はまだ今のわたしに精一杯だから
きみの瞳を見てさよならも言えないよ
今日がずっと続けばいいのに
3月の空 すこし寒い道
コンビニの先にある上り坂
たたずむ校舎 真白な階段
いつもの教室と見慣れた窓辺
大人になろうと頑張って空の白さに手を伸ばし
いたずらに雲をつかんできみとはしゃいだあの窓辺
今はただ今の喜びを
分かちあえるならそれでいい
嘘ついて隠した涙は思い出の栞にするよ
何年後か先に振り返ればきっと
思い出は優しく彩られてゆくのかな
今はまだ今のわたしに精一杯だから
きみの瞳を見てさよならも言えないよ
今日がずっと続けばいいけれど
「卒業だね」
花を飾って一人また一人、ここを去ってゆく
さよならを瞳に宿したまま
笑おうよ 今日は卒業
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