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君の前で唄う歌
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作詞 サブマリン |
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浮かれた歌の影 そこに決意に満ちた歌がある
君は知らないだろう? こんな歌があることを
優しさだけじゃない 厳しさに打ちひしがれた歌を
脇目も振らず 自分だけの道を見つめていた
だけど 君と出会えたことで世界に色が付いたんだ
君は知らなくていいよ
この鬱蒼とした哀しみも 泥まみれの服も
これは 僕が立ち向かう壁なんだから
君は傍で笑っていて それだけで強くなれる気がする
ただ 君の前では僕も
優しく笑えるような そんな自分であれたら
掠れた声の後 そんな自分に憤って飛び出した叫び
君は知らないだろう? 悪者だらけの僕の中身を
温もりの裏側にある 冷たく閉ざされた感情を
理由を付けて 自分の甘さを肯定してきた
だけど 孤独と自己嫌悪の海の底で見つけた
絶望の中で光る微かな希望
僕は死ななくていいみたい
いや 殺伐とした社会で 感情が薄れた時代で
何とか 僕は生き抜いて見せるから
君が僕に告げる言葉 そこにたいした意味は無くても
そう 僕の背中を押す風
振り返ることもしないで ただ光へ向かって
涙を拭いながら 涙を隠しながら
君の前で唄う歌
まだ 未完成で稚拙で それでもって駄目なまま
いつも 聴かせられないまま
君は知らなくていいよ
この鬱蒼とした哀しみも 切々と痛む胸も
何処へも向けることの出来ない この思いも
これは僕が 僕自身が
立ち向かう壁なんだから
君は傍で笑っていて それだけで強くなれる気がする
ただ 君の前では僕も
優しく笑えるような そんな自分であれたら
いつか 君の前で唄うことが出来たなら
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