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手紙
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作詞 サブマリン |
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「愛している」
言葉に出来ないまま 今も胸に留めたまま
辛くなるから見送らずに 背を向けて雑踏に紛れて
零れ落ちる涙を 隠しながら
指輪なんて無かった
一方通行の想いが 行き場を無くして叫びをあげる
あなたのすべてが好きだった
こうして 書き綴るのが陳腐に感じるほど
軽薄な“恋愛”と片付けられるのが悔しいほど
何一つ 解り合えなかったけど
あの日の輝きが あのときめきがまだ
僕の心をざわつかせている
「愛している」
意味さえも解らぬまま 僕ら愛を語り また縋る
だけど本当は知っている きっとその温もりが愛で
自らの手で優しく灯すことも
必然性も無かった
偶然の連続体 ともに過ごせたことが奇跡であり
また こうして離れゆくことも運命
もう多分 会えないけれど
あなたと過ごせた短い日々を ずっと大切にして
一歩ずつ 歩み続けていたい
やっと そんな風に思えるようになったんだ
忘れないから ずっと…
あなたのすべてが好きだった
これが あなたへ向けた最後の手紙
あなたと歩いた季節 あの街
いつだって 哀しみと隣り合わせの道だけど
別れと出会いの狭間で また迷い嘆くけれど
そんなすべてを 偽る事なく胸に留めていたい
あの日の哀しみが あの日の喜びがほら
僕の心で生き続けている
生き続けている
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