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夜霧
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作詞 サブマリン |
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天を仰いでいたから ずっと気付かずにいた
まだ指先に残る微かな温もりで
この雫も 曇ったままの心も拭えたらいいのに
目を伏せたくなるような 残酷な現実に凍えても
心に灯した光を 信じているから眠らない
二人が出逢ったあの場所で 一人佇んだまま
あなたがくれた言葉は 短くも美しい旋律
喪失と邂逅を また僕は心の中で繰り返す
掴めない想いは 静かな夜を包む霧のよう
もう少しだけ こうして包まれて居させて
点を繋いでみたなら それは星座になった
ほら 幾重に織り重なった物語も
この祈りも 何かの形になればいいのに
沈黙を守るように今 背筋を伸ばしている
あなたが失ったもの 一緒に探してゆくから
もう届かないけれど…
二人が出逢ったあの場所で 一人佇んだまま
あなたが見せた涙 今でも揺らがないままの想い
あなたの存在だけ それだけで強くなれたから
二人がはぐれたあの場所で 僕はずっと待っている
あなたがくれた痛みも哀しみも その優しい微笑みも涙も
喪失と邂逅を また僕は心の中で繰り返す
掴めない想いは 静かな夜を包む霧のよう
もう少しだけ こうして包まれて居たい
あなたがまた戻ってくるまで
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