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一輪の花
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作詞 サブマリン |
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迷いの最中 霞んで映るのは一輪の花
季節を間違えて咲いた花は 冷たい風に打たれ
何を思うのだろう? 涙が雪を溶かす
消えていった幸せの残像が今
蘇ってきて 僕の横を通り過ぎてゆく
感傷的・叙情的に描こうと試みる
だけど 凍える背中を押せる詩など無くて
まだ僕は 僕を救う為の言葉を探している
もう歩けない ここで僕は根を張ってゆく
枯れた花びらを風に流しながら
世界の彼方 歪んで映るのは涙の仕業
言葉で繋がった些細な思いは 時の流れに乗り
何に触れるのだろう? 温もりが痛みを解かす
辿り着くのは最後 自分自身
静寂に包まれ 孤独な作業を繰り返す
感情的・思考的の狭間を揺れ動く
だから 確かな思いに触れる事など稀で
まだ僕を 突き動かせる言葉に夢見ている
“もう探さない” 何度誓って来たのだろう
ただ そこで揺れる花のような生き方
春を探している
やっぱり 不安は消えないのでしょう
でも この温もりに触れた時
言葉にはならなかったけど
多分 心の中には“ありがとう”って…
感動的・慈悲的に生きようと試みる
そんな不自然な命よりも
雨風打たれた花になる
枯れても また咲かせればいい
今僕は 僕である為の言葉を探している
春を待つ ここで僕は根を張ってゆく
通り抜けてきた季節を想いながら
一期一会 思いの一つ一つが僕を支える
一期一会 言葉の一つ一つが僕を育てる
一期一会 君に出会えた事が僕を生かせる
ありがとう
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