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自分への約束
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作詞 サブマリン |
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いつしか話す事を止めた あの頃と同じ
始まりを待つ 遠い春を思うように
足跡に出来た水溜り 映るのは雲の切れ間
顔上げて 果てしなくて霞んでいる彼方へ
“そうだったのか” 手探りのまま繰り返してきて
やっと気付けたような気がする
行き止まりだって諦めかけていた道も
本当は とても急な坂道だったって事が
途方もなく大きな何かが今 僕の目の前にあって
よじ登るように 食らいつくように 震えながら掴んでいる
もう滲んで視界は見えないけれど 僕には見えるんだ
孤独や傷心を越えた先の 深くて穏やかな哀しみも
空白の心の真ん中で浮かぶ 時を跨いで架かる橋も
いつか七色に変わるから 顎を引いて 願いを離さないで
失いかけた“自分自身”を 二度と落とさないように
いつしか痛む事も慣れた 優しさも然り
そうして失くす 遠い春の初々しさ
足跡で潰れた種子の群れ 嘆くほど痛々しくて
撫でている 涙零して… それでももう戻れない
取り残されたままの想いは 抱えたままでいい
きっと解け合える時が来るさ
行き止まりだって諦めかけていた道も
少しだけ 強く見つめてみれば ほら続いている
静まり返った暗闇 スッと浮かび上がるのは等身大の自分
脆弱な自分が露呈されても 今は黙って頷ける
足跡にはいつか緑が溢れるから
まだ遠い春まで 揺れ動く自分に言い聞かせながら
途方もなく大きな何かが今 僕の目の前にあって
よじ登るように 食らいつくように 震えながら掴んでいる
それは多分 社会という名の鏡で映した等身大の自分で
脆さや弱さを 言い訳で埋め合わせようと必死でもがいている
もう誤魔化しはしない ただ目の前をこなしてゆく
孤独や傷心を越えた先の 深くて穏やかな哀しみも
空白の心の真ん中で浮かぶ 時を跨いで架かる橋も
いつか七色に変わるから 顎を引いて 願いを離さないで
失いかけた“自分自身”を 二度と落とさないように
遥か彼方に置いてある約束を 果たすまで
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