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作詞 サブマリン |
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錆びた金網沿い 雨雫をなぞって見上げ
雲の切れ間に見えた色を映す
透き通った街の空気 吸い込んで
フゥーと吐き出したのは 幾千の言葉の代わり
呟けば 駄目になってしまいそうで
指で輪を作ったなら ねぇ何に見える?
ある人は数字の“6”だって
その横の人は小文字の“b”だって言うだろう
間違いも正解もなく 認め合いながら
この世界は成り立っている
覗いた穴から見た世界は何色ですか?
僕にとっての世界は…
あの時 君は時計の話をしていたね アナログのゼンマイ巻いて
「もしもあの針のように巡り巡るなら」
でも もうゼンマイを巻く君はいない
止まったままの時計はきっと 捨てれない
そんな時計を 人は幾つも抱えて歩いて
指で輪を作ったなら ねぇ何に見える?
歪に弄れば数字の“0”になってそれでも
文字盤で止まったままの“6”だって僕は言う
デジタル化できない 動かないこの時計も
一日に2回だけは正確に時を刻む
覗いた穴から見た世界は何色ですか?
君にとっての世界は…
指で輪を作ったなら ねぇ何に見える?
ある人には それがお金のようだって
その横の人は“指は指に違いない”と言うだろう
間違いも正解もなく 認め合いながら
この世界は成り立っている
だけど 僕にとってはいつも いつでも
“OKマーク”でありたい そう思うよ
その穴から見た世界は何色ですか?
見た景色を誰かに伝えましょう
雨上がりの路地裏から
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