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読心術
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作詞 サブマリン |
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滲んだ街灯が照らした 木枯らしの煉瓦道
凍えそうな指先を 滑り込ませて
恥ずかしそうに笑った君の横顔が
イルミネーションに照らされて 赤くなった
僕のコートは薄手だけど 寒くないよ
首もとで温めた言葉が また白い吐息になって消える
目を凝らすように 耳を澄ませるように
隣で泣き笑いする 君のすべてを読み取っていこう
その唇から放たれるつよがりも 背伸びも
すべてを受け取りながら 僕ら歩いて行く
一瞬の光が灯る心の道を
緩んだ表情の隙間から 鈍色の空模様
星空を隠す雲を 取り払えないけど
少しずつ 二人で増やしてゆく光の粒で
凍えそうな心を照らして 暖め合おう
君の事は奥手だけど 想っているよ
ポケットの中で繋いだ手と手 魔法が解けても傍にいて
目を腫らす夜も 耳を塞ぐ朝も
隣で何も出来ないけど 君といつも揺れ動いていよう
この口笛から紐解かれる問題も 痛みも
すべてを受け入れながら 僕ら歩いていよう
一瞬の光が消えた夢のあとも
ページをめくるように オチも結末もない心を読み取ってゆく
誰にも分からない 一瞬の光と影の中
目を凝らすように 耳を澄ませるように
隣で泣き笑いする 君のすべてを読み取っていこう
その唇から放たれるつよがりも 背伸びも
すべてを受け取りながら 僕ら歩いて行く
一瞬の光が灯る心の道を
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