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終わりの鐘、始まりの鐘
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作詞 サブマリン |
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雫に触れたら 心が湿っていった
葉を撫でると 棘が刺さった
花開く時から遠ざかる私を
どうする事も出来ないまま 雨に打たれていた
信じ込んだ優しさに縋り
満ち足りた日々を思い出して
心がまだあの日を あなたを呼んでいる
差し出せないさよならの言葉を 後ろに隠しながら
沈黙の時に耳を澄ましている
形を変え 纏う色を覚えた孤独に頷きながら
忘れられない温もりを 待っている
移ろってゆく私のまま 移ろってゆくあなたを呼んでいる
痛みに触れると 生きている事を感じた
苦しみに身悶えて 満ち足りた時を知った
花散る時から歩き出した私に
どうする事も出来ない今が 襲いかかってくる
見えもしないものを信じて
掴めない藁を手繰り寄せて
朝の来ない夜を 止まない雨の中で踏ん張りながら
隠し切れない寂しさに打ち鳴らされた 終末と旅立ちの鐘の中を
脇目も振らず直走ってゆく
形を変え 嗜む夢を無くした自分に気付きながら
あなたが知る事のない今を 生きてゆく
移ろってゆく私のまま 移ろってゆくあなたが遠ざかる
交差する心が入り組んで 始まりと終わりを作る
沈黙の後 動き始めた街の中
終わりの鐘 始まりの鐘が鳴り響く
差し出せないさよならの言葉を 後ろに隠してきたけど
哀しみを断ち切り 走り出したから
やり切れなさも 痛みも 苦しみも 今は追い風に
隠し切れない寂しさに打ち鳴らされた 終末と旅立ちの鐘の中を
脇目も振らず直走ってゆく
形を変え 纏う色を覚えた孤独に頷きながら
忘れられない温もりを 探している
移ろってゆく私のまま 移ろってゆくあなたを見つめている
息を切らし 肩を揺らして俯いた
その霞の先に あなたを映している
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