|
|
|
紙屑
|
作詞 サブマリン |
|
誰かに投げた紙屑が 誰かの心に当たった
ただそれだけの事 それを繰り返しながら
その紙屑に自分の思いを 我が身の丈に応じて
ただ言葉を吐き出して 今また吐き出して
届けたい人に この言葉は届かないけれど
風に乗せるように ただ歌い飛ばすように
どっかから どっかへと
生まれては消えて行く 一片の思いを抱いて
束の間 生まれた落ちた僕らが営んでいる毎日
繋ぎ続ける事が出来なかった手を 叶わないものを求めて
そんなすべてを みんな何処に隠して歩いているのだろう
何処かに探しながら 歩いているのだろう
誰かにしてあげた親切は その人にとって良かったのか
上辺を撫でる優しさ 形ばかりの愛にとらわれて
そのすべてはきっと自己満足 相手の顔に泥を塗りたくる
顔のない他人に近づいて 今また遠ざけて
今解き明かすよ 模範解答はいつも風の向こう側
やりきれない 世知辛い雑踏に差し込んだただ一筋の光
行ってから 帰るまでに
生まれた場所は消えている だから探している
束の間 生まれた落ちた僕らが彷徨っている毎日
ただいつか帰るべき場所を 安らぎの存在を求めて
そんなすべてを みんな何処に抱えて歩いているのだろう
何処かに探しながら 歩いているのだろう
誰かに投げた紙屑が 誰かの心に当たった
ただそれだけの事 それを繰り返しながら
あの日 君が返した紙屑は濡れた跡があって
今となってはもうぐちゃぐちゃだけど
裏側にはただ一言 “私も”
どっかから どっかへと
生まれては消えて行く か細き祈りを胸に
束の間 生まれた落ちた僕らが営んでいる毎日
繋ぎ続ける事をただ願った手 あまりに美しい時を
そんなすべてを みんな何処で
噛み締めながら歩いているのだろう
あの時を探しながら 歩いているのだろう
|
|
|