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ジオラマ
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| 作詞 サブマリン |
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紙面を賑わす話題は 活字の中で死んでゆく
液晶で取り沙汰される 作り込んだドキュメント
脚色と演出が透けて見えて 蔓延する白けたムード
申し訳程度に詰め込んだ 俯瞰的視野
だけど いつも本質は闇の中
手探りの中 無作為で抽出した夢の総和は
きっと手の届くはずの所で 燻っているはず
形式ばって 虚勢を張った所で 実力は知れている
一体 何と競い 何に勝ろうとしているのか
戦う相手を間違えては 戦いも攻防を意味を為さない
また科学と経済で武装をして
電波で混雑した街中で 避けながら歩けば棒にあたる
文明に依存しながらも その文明が生んだ利器を批判する
罰則で縛った道徳を振り翳して この国は行進を続ける
先進国と呼ばれたくて なけなしの支援金はたいて
だけど 自国の政策は手つかずのまま
混沌の今 無造作に選択して委ねた数の総和は
“未曾有の事態で想定外” 貯蓄も切り崩しながら
票を稼ぐため 私利私欲に塗れて 答弁ばかり上手くなって
一体 何を守り 何に賭けようといるのか
二転三転変わる施策に 振り回されるのは一般民衆
また 批判したがるメディアの餌食になって
精巧に出来たジオラマ その中にあるのは
きっと避けては通れないであろう人間模様 計略
価値観の押し売り 印象操作 虚言癖
手探りの中 無作為で抽出した夢の総和は
きっと手の届くはずの所で 燻っているはず
輝くはずのない 希望なんてもてない その中で生きている
一体 何を望み 何を手にしようとしているのか
子どもの頃に教わった 綺麗な世界とはまるで違っている
また 絶望を背負う人々に雨は降りかかる
その雨は今日も強くなってゆく
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