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夢中で読んだ小説の一節
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作詞 サブマリン |
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夢中で読んだ小説の一節は たしかこんな感じ
“生きることも 死ぬことも本質は同じだって”
何かを終える 終える前からすでに
次の始まりを探していて
あの物憂げな気持ちを 上塗りしてゆく
希望というペンキで
夢中で読んだ小説の一節は たしかこんな感じ
“私を犠牲にしてでも 君を守りたい”
誰かを救うのは 傷付けるのと紙一重で
みんな救いを求めている
小手先の洗礼と赦しを 偶像に転嫁させながら
孤独な群衆と化している
夢中で読んだ小説の一節は たしか……
思い出せないくらい 幾重に積み重なった“あの頃”の
幻影を手繰り寄せようと
手遅れでも 手繰り寄せようと
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