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手のひら
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| 作詞 エエ声 |
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広いリビング 広い台所 広く感じる玄関
部屋を覗けば居るはずの君がいまは居ない
いつからだろうこんなにも
静かに感じたことのなかった朝
髪型を変えても前の髪型を覚えていない
時計を変えても時間を知ろうとしない
「時よ止まれ」なんて言ってた３年前は幻のよう
もう思い出すこともない
誰とも繋がなくなった左手が寂しく垂れてる
もう隣に君は居ないんだね戻れないんだね
一人テラスで 煙草をふかし 洗濯も夕食も一人きり
片割れのマグカップ箪笥にしまったペアルック
お揃いのこのストラップこんなにも
寂しく感じたことのなかった一人
夏は海に行った春は一緒に桜をみた
秋は紅葉狩りに冬は二人で温泉へ
君の笑顔ばかりが思い浮かぶけど声が聞こえない
もう消えて去るばかり
左手を振り解いた君そのまま振り返らず
君は旅立ったんだよね戻らないんだよね
あれもこれも気がつかなかった
身の回りのこと 自分のことも 君のことも
一人になって「手を繋ぎたい」なんて思った
だけど余る鍵や歯ブラシ 君はもう居ない
さよならも言わずに
誰とも繋がなくなった左手が寂しく垂れてる
もう隣に君は居ないんだね戻れないんだね
誰とも繋がなくなった左手を一人抱え
隣に居た君を思い出し強く握った
心でつぶやいた 「さよなら」と
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