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線香花火
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作詞 エエ声 |
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くすぶるライターを すきま風が嘲笑う
なかなか火がつかない でも諦めずつけようとする
ボクの心は今は闇 そこに灯るキミの想い
いつまでも照らしてくれ できるだけ永いあいだ
オレンジの朱がひとつ 暗闇を淡くぼかす
か弱くもどこか強く 弾けては静かに落ち
夏が終わるキミをそこに置いて 儚いながらも美しく光る
恋心
かげろうが舞う舞う 光と闇の狭間をゆらり
妖しくも艶やかにきらり 薄い二枚の羽がひらひらしてる
キミの心に華ひとつ そこに灯すボクの想い
いつまでも煙一筋だけが 漂い続け息がし辛い
ぼんやりと揺らいでいる ありふれた街や人や
誂えたこの気持ちは どうしても思いのほか
闇に紛れよく解らないまま 乾いた一陣の風が涙を攫う
恋煩い
ひとつふたつぱちぱちと 音をたて光る時間は
みな口を噤み黙りこくる 静寂の会話に貴賎はない
いつまでもこのままで このままでいたい
朧気で不確かで 陽だまりに身を寄せてた
片割れの月に似てる 薄雲のかかる想い
夕暮れの茜を思わせる 遠く果てない空の先の星屑
みたいだね
オレンジの朱がひとつ 暗闇を淡くぼかす
か弱くもどこか強く 弾けては静かに落ち
夏が終わるキミをそこに置いて 儚いながらも美しく光る
恋心
また落ちた朱がひとつ 寂しげに誇らしげに
またひとつ火をつけよう この夏が終わる前に
夏が終わる恋をそこに置いて 儚くも線香花火の残り火が
まだ熱い まだ朱い
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