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ストループ
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作詞 brother sisters |
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繋いでいた手を離してはじめて
やっとその体温に気がついた
あなたを証明するこの温もりが
指先から消え去ってしまう
冷たい曇りガラスで閉ざす向こう側に
光を当てても影だけが濃くなって
冷めきってしまうばかりのあなたを守りたい
透明なあなたのその涙が
悲しみに暮れてしまっても
それがあなたの観ている世界
そのストループがあなたの世界
あなたの問いかけに不親切な街
どれだけ思いを乗せた言葉でも
灰のように粉々にされてしまって
やがて夢は手の上で潰えてしまう
握りしめれば指の間から逃げてしまうから
そっと私の手をそこに重ねてそのまま包んで
想い混ざり合ってゆく刹那を愛でておくれ
複雑なあなたのその心が
見えないほど遠い場所で光っている
星のかけらみたい
燃えつつそして消えつつある姿
その目に映るすべてを すべてだと思ってしまって
モノクロで描く世界に 境界を見出せずにいた
あなたの生きる居場所が どれだけ孤高の果てでも
嘘はやがて真実に変わって あなたをきっと輝かせるはず
透明なあなたのその涙が
悲しみに暮れてしまっても
それがあなたの観ている世界
そのストループがあなたの世界
その色彩だけがあなたを明かす世界
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