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ひだまりの中へ
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作詞 莎雪 |
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君が振り返ったような気がした
独りきり笑って手を振ってみた
反れた視線が追う飛行機雲
褪せた幻の瞳を通り抜けてく
紡ぎ終わった物語
さよならを告げたあの時
静けさが少し痛かった
笑顔が途切れた記憶の先で
忘れられない想いひとつ抱いて
知らぬ間に失くしていた手では
届かないその頬に 雨が滲む
君が僕を呼んだような気がした
独りきり笑って返事してみた
空に響いた澄んだ笑い声に
揺らぐ幻の声は儚く散る
歩みを止めた時の中
先を行く背中見つめた
前向いた君が遠ざかる
涙が途切れた 世界の隅で
忘れられてく想いひとつ抱いて
知らぬ間になくしていた手では
守れないその温もり 風が拐う
届かなくても聴こえなくても
傍に居たい、なんて我儘も
叶わないならせめてこの思いを
君の歩く先 照らす光に
最後のさよなら 別れを告げる
忘れられない君の笑顔抱いて
ふわりと途切れる記憶の先の
忘れたくない想い ひとつの愛
知らぬ間に失くしていた声で
掠れてく想いを 空に溶かした
きみ が ふりかえった
ような きが し た
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