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定点観測
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作詞 サブマリン |
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切り取られた その中にあったのは
片時も離せずにいた 祈りにも似たような小さな花
風に運ばれて 根付いたその場所で
移ろいゆく時代を 物影に佇んで見つめていた
幾年も経って 削り取られて 砕かれた地表面も
昔掲げた叶わなかった夢の上に立つ
ちっぽけな私と同じ
変わってゆくものの中にある
変わらないものを探しながら 誰しも生きている
いつしか根付いた "自分らしさ"と呼べるかも分からない
そんな頼りない何かを抱えながら 流れてゆく雲を追っている
何処かで繋がっている 変わりゆく空を見つめている
押し込まれた その中にあったのは
広がりを求める自然の息吹 植え付けられても自ら根を張る姿
風に運ばれて 根付いたその場所で
移ろいゆく時代に流されても 一人でも踏ん張り続けている
すべてを失ったとしても この身体は脈を打っている
色を無くした世界で見たすべてを連れて 吐き出したのは
ありふれた短い言葉
ありきたりなものの中にある
有り得ないものを探しながら 誰しも生きている
いつしか染み付いた 上手さと狡さに小慣れていきながら
いつも頼りない"今"に立っている
あなたと一緒に見つけて行く これからを心に結わえて
歳を重ねて 姿かたちが変わっても
きっと変わらない私で 変わらないあなたで
出会い続けてゆくのでしょう
たとえ 俯き嘆く日々に 自分を見失いそうでも
変わってゆくものの中にある
変わらないものを探しながら 誰しも生きている
いつしか根付いた "自分らしさ"と呼べるかも分からない
そんな頼りない何かを抱えながら 流れてゆく雲を追っている
何処かで繋がっている 変わりゆく空を変わる事のない一瞬の
永い時の中で 見つめている
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