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ダークホース
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作詞 サブマリン |
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画面上には文字化けした 夢の残骸
薄暗い部屋で使い古された 年代物のPC
埃にまみれたキーボードを 叩いても
何も反応しないまま 立ち尽くしたまま
消去した記憶も 別の回路には宿っている
グルグルとネットワークを巡り今 蘇る
君の声で その温もりで
無意味な記号達が姿を変え 浮かび上がってくる
流行りの3Dのように 思いつきで描き出す夢模様
夢を夢で終わらせまいと バタつかせる手足も
急き立てられるような心も 今はそっと隠して
事実上では処理落ちした 今日の失敗
泣き濡れた夜も一人震えていた 点滅したままの“TO”
宛名のないままのメッセージを 飾り立てても
何も生まれはしないまま 心はblankのまま
偶然の一致も 運命の出会いもここにはないんだ
この癖のあるCPUが意味付けを探して 名を付ける
君の声も その温もりも
無意味な記号の一つに過ぎないとしても 愛でている
流行り廃りに流されず 信じるまま描き出す夢模様
夢を夢で終わらせまいと 向き合っている背中に祈りを
記号が並んだ 解読不明の文字を見て笑うダークホース
その手を伸ばして
競うこともせずにすべてを抜き去って
君の声で その温もりで
無意味な記号達が姿を変え 浮かび上がってくる
象徴を身に纏い 鮮やかに描き出す夢模様
夢を夢で終わらせまいと 脳裏に焼き付けて
今すべてを解き放て 溢れ出す想いを紙に綴れ
一つの時代に終わりを告げるように
始まりを告げるように
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