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ふたりごっこ
作詞 空色kinoko
秋をやり過ごした後の港は
涼しくて白い風が往来する

色の無い空には何も浮かばず
やさしいあなたの形だけがよく視えた

開きかけた唇は期待を
簡単に裏切って其方を向く

何も無いわたしたちには全部が
幼振った希望でしかないんだって

こんなに近いあなただって終には幸せになった

忙しない昨日までを想えば
明日は屹度幸福で冷たくなるだろう
世界が此の儘広くなるなら
ほんとうはずっと舐め合って不幸で居たかった


何時もと同じに押し付けた頭蓋は
期待通り慣れた暖かさに解けた

還れなかったわたしたちはもう
帰りたい場所には往かれないんだって

折角識ったかなしみだって今では薄れてしまった

変わりそうにない世界の隅で
明日も屹度幸福を求めて居るんだろう
光がこんなに溢れて来るなら
ほんとうはずっと視えないで不幸で居たかった、のに。

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル ふたりごっこ
公開日 2011/02/05
ジャンル ポップス
カテゴリ その他
コメント 不幸であり続けた二人もとうとう幸せにならなければいけない、という話です。
空色kinokoさんの情報













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