憧れた日が今日になり
作詞 RiK
あなたに会える夢を見た 予感は昨日の涙
捨てきることもできずに まだ抱えている
約束は未来を知ること そして過去の証明
私が未だ歩く理由は きっとそこにある
明け方に見た境界線 観測者は旗を掲げず
踏み出さなければ私の明日は 今日のまま動かない
誰かになることを拒み 自分さえ誰か分からず 鏡に映る人を嫌う
変わりゆく顔貌も 大人になってゆくことも 憧れていたはずなのに
また今日も陽が暮れゆく 何となく息をする日々 明日は明日になれるように
あなたをたどる 置き去りの道ひとり 今すぐに会いたい
食べて眠りさえすれば 疲れは昨日の体
時は弛まぬものか 独立したものか
あなたに触れた指先で 蘇るいつかの記憶
衰えそうもない鼓動 まだ生きつづける
風によく似た水平線 空と海と月に誘われ
形ないまま浮かんでいられる 水面と一つになろう
解き放たれる日が来て もし私を思い出しても あまりに長すぎた時間が
たとえどんなに綺麗でも 受け入れられなくしてしまう 憧れていたはずなのに
通り過ぎ失うことを 何度繰り返し慣れても 明日は明日に恋をする
昨日は今日を想い 私はあなたに 今すぐに会いたい
誰かになることもなく 自分は不定形のままでも 生きていたいと思えたなら
恐いくらい晴れた日も なだらかな脆い雨の日も 繋がる日までのバトンになる
季節を忘れた土に 新しい芽が萌えるように 明日は明日になるということ
信じる私は いつだってあなたに 今すぐに会いたい
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