雨の日 鴉に睨まれて 少女は言う "最後に打つのは私" 消しゴムをはじいて 鉛筆をへし折る 少年は言う "世界は僕を見ない" 変わらない 代わりのない 一瞬なのに 変わらない 替わりのない 明日も見えないだろう その少女も その少年も いつか明日が見えない 黒いラインに目を覆われる