少年心論
作詞 閏
冷たい床の上
小さくなる鼓動をただ
無関心に聴いていた
あの頃はまだ
その意味を知らなくて
愛されたいと願った
生まれたことが間違いなのか
死んでしまうのが正解なのか
分からぬまま
笑顔で別れを告げる母の
醜い心を見透かした
認めたくなくてただ叫んだ
僕はイラナイ子なのでしょうか?
繋いだ手と手
無理にその手を払われて
行き先を失う僕の手
想いをぶつける
そんな場所など無くて
夜に溶け込むように
生きていくことが間違いなのか
死んでいくのが正解なのか
教えてもくれない
無言で別れを告げる父の
汚い心を見破っていた
信じたくなくてただ泣いた
僕はイケナイ子なのでしょうか?
せめてサヨナラと言って
土に返してくれればいいのに
これじゃ僕は羽が無いから
何処へもいけぬまま
怨むことさえできずに
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