無機質に並んだ心のない街
何処に行けば抜け出せるのか
淀んだ空に押し潰されて
出口は霞みこの世界に閉じこめられた
　
この手に触れているものさえ分からない
差し伸べてくれたその手にも気づかずに…
　
隣り合わせの恐怖に晒されて
何処に逝けば楽になれるの？
頬に流れる涙さえ
今はただ虚しすぎるだけの運命
　
僅かに残された希望の光は
瞬いて儚く消えていくだけ
光のない明日に夜明けは訪れない
闇の中　終焉へと沈みゆく
　
　
あれからどれくらいたっただろう
いつになれば辿りつける？
絶望だけが支配する昨日から
とき放てこの世界を…
　
この手に触れているものさえ分からない
差し伸べてくれたその手にも気づかずにいた
でも感じる鼓動が強く脈打つたび
少しずつ形が浮かぶ…

僅かに零れた光がうつす最悪の結末(シナリオ)
それは僕にそっと降り注ぐ真実
光のない明日に夜明けは訪れない
闇の中　終焉へと沈みゆく