島田少女は
作詞 遊月。
軽ゐ白昼夢 シヤアプペンでぶつとばして
文庫に結んだ帯 緩めて 五月雨
思ゐ思つて 起こした行動は間違つても
きつと 許される筈さ 信じて 黒ひ眼
そろそろ本気になろうか
もう少し遊んでみよか
そのうちこの通り雨も
晴れるよふだし
「嗚呼、パツとしなひこの浮世に
たまに恋焦がれてしまうのさ」
「そう、ならいひんじやない?留まったら
保証は何処にもなひけどね」
たくさん愛してみよか
もう少し餓鬼(こども)でゐよか
そのうちあたしだつて
大人になりたいんだもん
「嗚呼、苦しくなる、死んでしまふ
たまに欝になつちやうんだよ」
「そう、ならいひんじゃない?殺しちやつたら
保障はどこにもなゐけどね」
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