君を詰めて　ドライブしよう
夜のネオンは　祝福するように　煌々と輝く
ジャズを流して　アクセルを踏んだ

この星空から見た　僕の罪はどれくらいか？
あっても無くても　知れない程度さ

煙草の煙は　少し開けたウィンドウから
僕らの涙の代わりに　夜空に流れ出していった


街路樹の泣き声　風の叫び声　動かない星空
現実との接点みたいで　ボリュームを上げた


考える度に　膿が出てくるよ　癒える事も無く
悲しみや　絶望の果てに　何かを求めてる
痛みか　開放か　
永遠の闇か　それとも　夜明けか


錠を閉めた　トランク　ぎっしり詰まってる
それを解く鍵は　僕の首にぶら下がってる
点滅する赤信号　最後の時を待っているようだね
致死量のクスリを　ワインで飲み干した

止まらない蛇口　まるで私のこと　「何時までも垂れ流し」
静寂の水面　まるで君のこと　「冷たく美しい」
明けない暗闇　まるでこの世界　「狂気と正常値」


私が壊した　君の命と
君を壊した　私の命は　平等なのかな？
そしたら神ほど　不平等な存在は無いね


君に話しかける　答えは返らない　それで構わない


昔から夜は嫌いだった　時計の針が遅くなるから
昔から夜は嫌いだった　君の存在が遠くなりそうで
昔から夜は嫌いだった　決まって怖い夢を見るから

でも　大丈夫　今日が最後の夜だから
でも　大丈夫　大切なものはトランクに詰めたから

もう　怖い夢は見ない



あしたから
さいごのひまで
はじまりのひまで
もりのなかで
うたをうたいながら
こいをつづけよう
なげくことはないよ？
いつまでも　いっしょさ