そして変わりゆく
作詞 SHEZA
色を越え見えなくなるあなたが
少しも悲しくはないと絶えず微笑んで
手を振り去り行く後ろに残したわずかな匂いで胸を焼く
抱え込んだ愛しさを空に放ち 僕は
いつからあなたを見れなくなったんだろう
重く 深く どこか窮屈な僕らの形を
不自然だと決めつけては泣いた
戸惑いの夜を迷い 時の果てにあなたを見つけられずにいた
募る想いの偽りを
認めることの真実さなどありはしないで
ただ清らかに ときに嫉妬深く
愛しささえ感じるあなたのその鼓動の高鳴りに
僕はいつしか背を向けた
確かな想いと裏腹なあなたへの別れの予感が
儚さを例うように痛く降り積もっては消えてゆく
変わりゆく想いなどありはしないと
誓ったあの頃の僕らの
幼さの記憶がまた胸を締め付けた
好きも嫌いも 想いの移り変わりも
裏切りも疑いも寂しさも愛しさも 全て越えて
あなたとの最後に手を伸ばす
まだ心残すことも 描く明日の二人の色も 消えない光も 消せない痛みも
叫ぶあなたの声の震え
その全て僕はわかっているけど
受け止めたその先の悲しみを あなたはきっとずっとわからないだろう
つらいのはそしてあなただろう
あの頃の気持ちは永遠だと
信じてくれとは言えないけれど
傷つけたあなたの痛みを痛みとして抱いてゆけたなら
許しを請わずしてあなたの笑顔をまた見たいなんて考えは
やっぱりいけないだろうか
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