alone
作詞 雨弓
私は化け物 人魚という名の
人間は私を人と呼ぶくせに
恐れおののく 勝手ね
さみしいかなんて聞かないで
さみしいだなんて言わせないで
あなたは知らない 自分の声しか
音がない 夜の寒さを
ハープ見つけた 流れてきた
その音は美しく 涙で腫れた
あたしの顔をあざわらう
それでもハープに合わせて歌う
夜は少しあたたかくなった
ハープは無二の親友になった
ある日村人顔曇らせ ささやき合う
『丑三つ時 海からハープの音色が
やけに響いて聞こえてくる 不気味だ』
その夜 岩に何度もぶつけた
無二の親友は簡単に壊された
あたしの手によって
ねえ、あたしが一体
何したって言うの?
さみしいかなんて聞かないで
さみしいだなんて言わせないで
あなたは知らない 波の音しか
音がない夜の寒さを
さみしいかなんて聞かないで
さみしいだなんて言わせないで
あたしを一人ぼっちにさせたのは
哀れむあなた達なのだから
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