怠慢カミサマ
作詞 藍川紫音
悪質教徒がのさばった
鳥居に駆け込む輩が増えた
木彫りに向かって頭を下げて
木箱目掛けて小銭をポイ捨て
これはすべてカミサマへの奉仕。
僕たちはカミサマのための給仕。
一万払えばいいのかな。
そうしたら助けてくれるかな。
そうしたら幸せくれるかな。
地獄から引き上げてくれるかな。
でもでもそんなイベントなかったな。
奇跡の納品いつですか。待遇改善されないよ。
請求先はどこですか。僕のお金はどこへ消えた。
だからカミサマなんていやしない
こんな不合理な世の中に。
歌っていたい、歌っていたい
膨れた不満を歌にして。
がむしゃらに生きた僕たちが、
だんだん馬鹿に思えてきた。
人任せにしません。死ぬ気で頑張る。
だからカミサマお願い、払ったお金返してください。
愚民共が叫んでいた
固定観念を植え付けた
頭の悪さが露呈したのに
泡銭で至福を我がものに
これにはさすがのカミサマも怒髪天。
カミサマに見られた僕たちの汚点。
贄を捧げばいいのかな。
そうしたら裁いてくれるかな。
そうしたら落としてくれるかな。
地獄の片道開けるかな。
あれあれそんなアクションなかったな。
天罰の到着いつですか。善人たちが報われないよ。
管理会社はどこですか。社会のカメラはどこにあるの。
だからカミサマなんて見ていない。
こんな不平等な世の中を。
踊っていたい、踊っていたい
溢れる怒りを踊りにして
無邪気に足掻いた僕たちが、
まだまだ醜くくなってきた。
清廉潔白だよ。品行方正なの。
だからカミサマお願い、狂った獣をお裁きください。
善人振って生きてきて、心に大きなシミできた。
磨くの億劫、狂人に絶句、汚れたままで四苦八苦。
かゆい、汚い、臭い、穢らわしい、このままでいたくない。
だからカミサマどうかいて欲しい
こんな不純潔な僕の側に。
笑っていたい、笑っていたい
廃れたままでも笑顔にして
がむしゃらに生きた僕たちは、
どんどん立派になってくよ。
前を上を向いて行きたい。生きたいんだ。
だからカミサマお願い、祈った僕らをお救いください。
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