ハイイロ
作詞 komaki
最後に空を見上げたのは、いつ?
季節の匂いを感じたのは、いつ?
記憶にもない前世を探るように
思い出せない。
水たまりに吸い込まれる雨を
見届けては
歩み進める時を逃す。
灰色にくすんだ心
呼吸を求めているんだろう。
溺れてしまわぬように
少しだけ優しくしてあげたい。
本当は、知っている。
何に心が震えるか。
ただ、いまは暗闇の中
光に包まれる夢だけを見ている。
本当は、知っている。
何が心を照らすのか。
いつか、空の色も季節の匂いも
体で、心で
感じられる時がくる。
ただ、いまは暗闇の中
灰色の心を抱きしめて。
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