通り風
作詞 soyokaze
春めいた部屋に風が吹いて
棚引くカーテン
ほんの少しの微風に
心は揺れ動いた
優しさはカケラもないよ
だけど笑顔に掻き消された
ずるいよね そんなあなたが
いつからか気になっていたよ
教室の隅で仲間と
戯れてるあなたが
私の視界の中心にいることは
きっと私だけが知っている
恋の予感だ
毎朝のおはようが
近くに感じさせる
でも現実は遥か遠い
キミとの距離でしかなくて
幼気な心を捨てて
正直でありたいと願う
このキモチ置いておくから
拾ってくれはしないかな
結末の後に隣りで
あなたが笑っていてほしい
この心映したあの空の
澄んだ青い空気の中
映える白い雲のように柔らかに
あなたに出逢ってから
自分じゃないみたい
私らしい私
探しても見つけられないの
あなたは私の心に
吹き抜けた通り風
目に映る全部を呑み込んで
奪っていってしまったの
教室の隅で仲間と
はしゃいでいるあなたが
私の視線のその先にいることは
きっと私だけが知っている
恋の証だ
私だけが知っている恋の証だ
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