孤独が似合う1Kの小部屋
漂う空気は敗者の証か
今日も似合わない言の葉たちを
100均で買ったノートに書き殴る


"30過ぎてもロクでもねぇな"
そんな声が聞こえた気がした
でももうこれしか自分にはないんだ
せめて綴る言葉は綺麗でいさせて



灰色のカーテンが風にそよぐ
雲ひとつない快晴だ空は
僕の人生もこんな綺麗なもんにしたかった



今からでも遅くはないか
こちら曇り空通り越して大雨だけど
ここに長居したせいか
今じゃ雨音がやけに心地いいよ
この際止まなくてもいいか
雨だって今の僕には綺麗に映る





路頭に迷う未来がなんだ
やりたいことやってる最高の気分さ
きっとこの先も何ら変わらないと
変な期待とか無しで　ただ詞を綴る


はたから見たら中途半端
開き直って言う"まだ道半ば"と
いつか辿り着けるかな
だから今は多少の努力はさせて



白髪混じりの前髪が風になびく
迷いはない　晴れた気分だ
僕の人生はここからが折り返し地点だ



今からでも遅くはないか
散々寄り道してきたけれど
敗者なりの景色は嫌ほど見てきたつもりだ
孤独が似合う1Kの小部屋で
路頭に迷う未来が霞む
この際もうどっちでもいいや
最期に芽がでなくたっていいよ
育てようとした事実は誇りとなるから