着地点
作詞 こじま
オレンジの空たしかめると
ポケットから紙切れを出し
僕は紙飛行機を投げた
どっちが明日でどっちが昨日で
方向なんかめちゃくちゃに
君の手をとり思いっきり投げた
ずっと一緒に遊んでたい
頭の中はただそれだけ
そんなもんだから着地なんて下手くそだった
「いつも帰る合図で飛ばしてたよね」
あの頃の調子で君が言う
10年ぶりでも変わらないな
帰り道にあった近所の喫茶店
名前はダサいけど味は良かったんだ
潰れないわけだと笑い合った
「ねえ、またあれ飛ばしてよ」
オレンジの空たしかめると
君はポケットから紙切れを出した
2人の着地点は違っても
同じ方向を飛んでたのかな
僕は君の手をとり 優しく投げた
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