硝子
作詞 白穹
ちっぽけで でも何よりも大事なナニカを
一瞬で砕き去った あの日の侭に
今も尚 深く刺さったナイフが
僕の心を抉り出すのは
あなたを信じていたからですか
ナーバスな絵具を手に取って
キャンバスに塗り付けるあなたの背は
今まで見た何よりも
綺麗で 脆くて でも綺麗で
僕にはどうする事も出来ずに
ひたすら硝子の影を見ていた
弱くて弱いから押し黙る僕が
どうして「Yes」と言えようか?
いくら強くあれと願っても
叶わないと知ってしまった 君の歪んだ涙を
美しいと思った僕の 醜い笑顔の上
散っていく花火が粉々に砕けた
只 塗り潰していくんだ
呆気ない程に壊れ逝く君で
|