マッチ売り
作詞 桜井正明
タバコの火をつけてあげる
だってあたしはマッチ売り
暗闇だらけの街の中
ひとりぼっちで立ってます
痛くて苦しいんだけど
気持ちいいからやめらんない
減るもんじゃあるいまいし
というより一種のアルバイト
「つらくて悲しくてヤバいの」
「でもあたしバカだからやめらんない」
増えていくのは、あぶく銭
増えていくのは、虚しい恋
タバコの火をつけてあげる だから
冷たい寂しさ 吹き飛ばして
あたしのことを 心から
幸せにすると誓ってよ
ホントにクズヤローなのに
体、顔、声、たまんない
はあ、毎日だって会いたいな
というより一生抱き合いたい
華奢で色白かわいいあなた
憧れるほどに見えなくなって
増えていくのは、赤い嘘
増えていくのは、赤い傷
タバコの火をつけてあげる だけど
ケンカの火もつけてしまう
あたしと燃え方 同じなら
燃えカスでふたり死にたいよ
明かりの消えた部屋の中
なにかを擦る音がしてた
なにかが灯る音がした
なにかとなにかがぶつかって
増えていって 減っていった
でも、あたしバカだからやめらんない
病んでくだけでやめらんない
タバコの火をつけてあげる
だってあたしはマッチ売り
暗闇だらけの街の中
ひとりぼっちで立ってます
タバコの火をつけてあげる
だってあたしはマッチ売り だから
どこまでもあたしを連れてけよ!
いつまでもあたしを連れてけよ!
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