ありきたりラブ
作詞 マニアックマニア
BARで一人で泣く女。
とても感傷的で美しい絵でしょう?
そう私は、その絵画の一部。
真っ赤なドレスに涙を流して、
いかにもって感じでしょう?
綺麗なカクテルグラスに添えた右手には
うっすらと残る指輪の跡
ねぇ、いかにもって感じでしょう?
足元には水たまり
濡れた肌に映える真っ赤なヒール
折れたヒールが痛々しい。
もうそろそろ笑ってよ。
ねぇ、ありきたりだと笑ってよ。
言い訳する理由は見つけてあるの。
だから、私の腕を掴んで手繰り寄せて
荒々しくも優しく、強く私を抱いて
私をトレンディなヒロインにしてよ。
あなたのその薄っぺらい胸の中で。
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