欲しい、ホシイ。
作詞 かろまん
よく分らない ドロドロとしたかたまりが
首から下、お腹の上のあたりを モゾモゾと動いてる
傷口なんて どこにもないのに
かたまりが動くほど 体が、心が痛む
どんなに口では否定したって 結局 、 けっきょく、 ケッキョク、
私はあの人に、特別な感情があった
あの人には、無かった
いや、ただその感情が私ではない場所にあっただけか
…ちゃんと、私はわかってる。なのに、ナノニ、
まだ私という存在は あの人を待ってる
今にも崩れそうなほど脆い体を 必死に支えながら
欲しい、ほしい、ホシイ、あの人が欲しい
そう叫ぶことが出来るのは いつだって体の中で
それを外へ届ける方法を、私は知らない
私が外へと行けるのは 本当の自分を殺した時
「幸せになってね」
どうして、こんな言葉だけがあの人の所へ行けるのか
ああ、好きでした
忘れてしまいたいくらいに あの人が好きでした
そんな思いは 私のお腹の上あたりに
今日もぶつかって 外へは出られない
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